予防接種（ワクチン）について

‐カイコウカイ クリニック スナヤンからの医療な話‐

インドネシアでお住みの皆様から良く聞かれる医療・病気について、少しでも皆様に広がるように、カイコウカイ クリニック スナヤンからお伝え致します。

ご質問：

子供がのら犬に追い掛け回されケガをしました。噛まれてはいませんが、狂犬病のことが気になり、ワクチン接種をしようと思いお聞きしたところ「狂犬病のワクチンはない。」と言われました。現実に子供が危ない目にあったので、少し声を荒げて「なんで？」と話してしまいました。病院で「ワクチンがない」ってことがあるのですか？
 

カイコウカイ クリニックより:

はい。インドネシアではそんなことがあるのです。
インドネシアではワクチンは殆ど輸入になっています。
例えばA型肝炎やB型肝炎等は、インドネシアにもワクチンがありますが、日本と全く同じものではありません。印象としてはヨーロッパ製ワクチンが多いと思われます。
日本と違っていても、主成分等は変わりがありませんので特に問題ないと言われています。
 
ただ、困るのは在庫がないこと！！
小児ワクチンである日本脳炎ワクチンはインドネシアでは輸入していませんので接種不可になります。
また、水ぼうそう（水痘）ワクチンの在庫がなかなかないことは、インドネシアでは有名ですが、
水ぼうそうワクチンに限らず、最近では狂犬病ワクチンの在庫がなくなりました。（2015年7月現在在庫有り）
在庫がないというのは、クリニックや病院に在庫がないのではなくて製薬会社自体の在庫がないのです。
要するに、ジャカルタでは入手が困難になります。
 

小児科マタハリ医師がキッズルームにて日本語表記のある母子手帳を用いての小児健診

小児のワクチン接種は、数が多くコントロールが大変ですが、母子手帳には分かり易く記載しております。
カイコウカイの小児健診では、日本語と英語の表記がされている母子手帳を使用して行います。またお持ちの母子手帳がございましたら、お持ち頂き小児科医にご相談ください。
日本語の出来る看護師が先生に通訳いたしますのでご安心ください。また小児科医のマタハリ医師自身は日本にて子育ての経験がありますので、よく理解しておりますのでご安心してご相談ください。
 
また、今後インドネシアに移住をお考えの方は、渡航前にジャカルタの医療機関にお問合せして頂きワクチンの有無や在庫状況を確認して、日本の小児科医と良く相談して頂くことをお勧めします。

 

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