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ここが素敵!ジャカルタ生活。 by A.K.I 2017/03/10 09:30 |
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ここが素敵!ジャカルタ生活。 by A.K.I 春からジャカルタ生活開始!という方は、どんな生活が待っているんだろう?と期待や不安の入り混じる気持ちで、あれこれとその生活を想像されていることでしょう。または、既にしばらく暮らしてみたものの、ちょっとジャカルタ生活にも疲れてきたなぁ。と、日本での生活と比較するとやはり不便な面がいろいろとストレスに感じられて、という方もいらっしゃるかもしれません。 インドネシアが大好きで!という方にはもう何も言うことはありませんが、希望通りの海外転出か、多少は不本意ながらだったのか、自国を離れて生活する想いはきっと人それぞれ。けれども何はともあれ、結果的にジャカルタでの生活を選択し決断したからには、物事をポジティブに、良い面にスポットライトを当てて過ごすのが得策。避けようのない大渋滞など隠しようのないネガティブポイントにどうしても目が行ってしまいがちで、私自身も正直なところ、自分に言い聞かせている感がなきにしもあらずだったりもしますが、ジャカルタ生活の中でこれは良い!と思えるところをご紹介します。 1.お肌しっとり 女性にとてっては特に嬉しい環境の一つが、お肌が乾燥してカサカサするなんてことがないこの潤い感。日本の各都市の相対湿度は冬場は50%程度、夏場は70%前後。それに対し、ジャカルタの相対湿度は天気予報をチェックしている限り、年中ほぼ80%前後です。日本でこんな高い数字を見た記憶がなかったので、最初はこの値には目を疑いましたが、数字以上に実感として、日本では化粧水に乳液に、とたっぷりお手入れをしなくては心配だったお肌が、嘘のように潤っているのを実感します。逆に、年末年始の冬の日本に帰ったとたん、翌日には肌がカサカサになってしまい、日本の乾燥具合を改めて思い知りました。 この湿り気は、熱帯の風に運ばれてやってくる周囲を取り巻く海の影響や、強烈な太陽を浴びてすくすくと育つ植物のおかげもあるのでしょうか。その恵みも少々度を超す面もあり、日射しはその文字の通り、刺さる感じがするくらいかなり強いですので、乾燥対策は不要ながら、日焼け止めなどお肌の紫外線対策は必須です。長時間太陽を浴びた後にはクールダウンもお忘れなく。白い肌をキープしたい人は、周囲の褐色の肌の人との比較で錯覚しないように。日本に帰った時に、思ったより日焼けしてることにハッとすることも。気分を変えて、健康的に日焼けした肌を目指すのも一つです。 2.さらば、花粉症! 日本では、だんだん寒さが和らいできて春の兆しが嬉しい反面、気になりだすのが花粉の飛来。テレビの天気予報でも花粉情報が連日登場するようになってきた頃でしょう。日本で花粉症の重い方は、この時期目を真っ赤にし、鼻をぐすぐすさせて、傍から見ているだけでもほんとうにつらそうですが、そんな人でも、ジャカルタに着いた途端ひどかった症状がピタリと出なくなるその違いようには驚かされるばかり。 この時期だけジャカルタに長期出張したいとおっしゃる方もいるくらい、花粉症に悩まされないこの環境、ありがたいと感じる人も多い良さの一つです。 3.迷いの少ないシンプルライフ 四季の変化のある日本は、その変化を楽しみつつ気候に合わせて衣替えをします。常夏のジャカルタはその楽しみが無いわけですが、それは裏を返すと、夏服だけでよくひと手間省略できる、もしくは出国時の荷物もかさばらず手軽ということにもなります。 実際のところ、天気予報も見る必要がほぼありません。毎日暑いですから服装は一定(宗教への配慮で、場所によっては肌の露出は避ける必要があります)。室内での予定がある場合には冷房対策に羽織るものさえ用意すればOK。日本のように、今日はコート、明日は半袖などあれこれ悩むこともありません。そして、雨季は毎日傘持参。乾季はもし降っても短時間のスコールなのでちょっと待てば大丈夫(車移動が主体となるケースでは、ほぼ傘は不要です)。日常の身の回りの準備がいたってシンプルです。 厚手の衣類が少し手もとに合ったほうが良いとすれば、インドネシア国内旅行でちょっとした高地へ遊びに行く場合の朝夕の冷え込みや、寒い季節の日本に飛行機で降り立つ帰国時くらい。冬の日本では夏物の入手はなかなか困難なので、日本の物にこだわりたい場合には、夏場に帰国のチャンスがあれば先を見越して調達を。 4.フレッシュなトロピカルフルーツ食べ放題 トロピカルフルーツと聞くと、すでに定着しているものも増えてはいるものの、まだ日本の多くの地域では多少の特別感があるのではないでしょうか。マンゴーやパッションフルーツ、ドラゴンフルーツなどは沖縄でも栽培されていますが、高級フルーツとして大事に個包装されて売られていたり、はたまた、マンゴスチンやライチなど日本では冷凍や缶詰でしか手に入らなかったりするものもあります。 ジャカルタの街中でもスーパーでも、南国のフルーツが山積みになっていることにまずは感動します。さらには、そもそも聞いたことも見たこともなかったようなフルーツがまだまだこんなたくさんあったのか、と驚きます。しかもお手頃価格なので日常的にさまざまなトロピカルフルーツを楽しめるのです。これは南国でしかできないなかなか贅沢な経験です。ほんとうにフレッシュな本物の味を思う存分楽しめます。 5.いつでもリラックス これはもう、肩凝りの方、疲れが溜まりやすい方にはこの上ない朗報。日本ではコリをほぐしてリフレッシュしたいと思っても、懐の痛み具合と天秤にかけることもしばしばで、料金表と施術時間とにらめっこした末あきらめるということにもなりがちですが、ジャカルタのマッサージは躊躇することなく、気分良く足を運べるリーズナブルさです。時間の無い忙しい日本では、10分単位でのメニューが見られるのも特徴的ですが、10分でお値段1,000円!? それはもう、ジャカルタ価格で考えるとありえない高級価格。人件費なのだと考えると少々申し訳ない気分もしてしまいますが、ジャカルタでそれだけ払えば、たっぷり1時間はほぐしてもらえます。少しずつ値上がりしてきている感もありますが、日常的に活用できる価格であることには変わりなく、腕前もなかなかのものです。日本からはるばる7時間の長時間フライトでの疲れの解消に、到着後すぐにでも足を運びたくなります。 6.未知との遭遇 インドネシアに限らず、どこの国に行ってももちろん言えることですが、その国でしか見られないものに接することができるということは大変貴重です。情報化社会とはいえ、欧米その他多くの人が訪れ情報の需要が高い観光国、もしくは英語圏その他メジャーな言語が使われている国のことならまだしも、日本で得られるインドネシアの情報は大変少ないというのが現状です。ですので、日本ではよほどインドネシアに興味を持っている人しか知らないような、風習や個性的な民俗芸能・民芸品などに、ジャカルタで過ごしてみて初めて出会い知ることがたくさんあります。 また、知っているように思っているものでも、実際にそのディテールを目にすることで、よりその意味深さがわかったり、思っていたのとはかなり異なると気づくことも多々あります。たとえば、“影絵芝居”と訳されるジャワ島の伝統芸能“ワヤン・クリット”。ご存知の方も多いと思いますが、実はこのパフォーマンス、スクリーンを挟んだ影側(冒頭写真)ではなく、美しく彩色された人形が実際にダラン(人形使い・語り部)に巧みに操られ、その後ろにガムランという伝統楽器を奏でる楽団がいる、そちら側で鑑賞する(文頭写真)のが醍醐味なのだということは、日本にいてはなかなかわからない事実だったりします。インドネシア、さらに狭めてジャカルタだけでも、知れば知るほど、さらに知りたいことが出てくるそんな興味深いものごとの宝庫です。 7.降り注ぐインドネシア語のシャワー 日本に居てはなかなか接する機会の少ないインドネシア語。と思いがちですが、皆さま絶対知っている単語がありますよ。“じゃらんじゃらん”。旅行好きな人なら情報源として検索したこともあるのではないかと思いますが、この単語、インドネシア語の「jalan-jalan=散歩する、旅行する」です。ということも今になって言えることで、私もジャカルタで暮らすとなるまでは、インドネシア語は一切馴染みのない言語でしたし、他の国で通じる言語でもなく(お隣の国マレーシアでだけはほぼ通じるそうです)、この先帰国しても使う機会もないだろうし、とそこまでの習得意欲がわかなかったのです。ですが、日本で見聞きしている単語の中にも使われているケースもあるのだという興味と、ジャカルタでの生活において現地の人とのやりとりや、記載事項が理解できないことがやはりストレスに思えてきて、日常困らないくらいを目標にしばしインドネシア語習得に励みました。 やはり、暮らすにはその国の言語をある程度習得するのがお勧めです。なんだかわからなくてモヤモヤしていたことも、言葉がわかるだけですっきりし、さらには楽しさの発見に結びついたりもします。観光地の観光案内版一つにしてもそうです。意味が分かると分からないでは訪れた価値が大きく違ってきます。そしてやはり、言語は生きた会話に日常的に触れるのが習得には一番の近道ですから、インドネシア語を話す人々に囲まれて過ごしている時が、習得にこの上ないベストな環境です。 2020年、東京オリンピックに海外からもたくさんの人々が日本にやってくる時、今マスターしておくと、知る人が少ない言語であるからこそ役に立てることもあるかもしれない、なんてことも思いながら。 <まとめ> 一度きりの人生の中で、これまでとは全く違った環境に身を置く機会というのは、誰にでも訪れるものではありません。望もうが望むまいが、その機会を有意義に過ごせるかどうかはその人次第。まずは、これまで暮らしていた環境とは異なるということを重々肝に銘じで、日本での“当たり前”を求めないことでしょう。 今回ご紹介したのは私が感じる一例であって、全ての人の同意を得られるものではないかもしれません。是非、自分にとってのジャカルタのポジティブポイントを見つけて、狭い範囲に閉じこもってしまわず、ジャカルタで過ごす時間を最大限活用して、この先の人生の豊かさに結び付く時間にできれば素敵ですね。 |
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