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ジャカルタの庶民のグルメを楽しむ  by  じゃかナビ記者

2015/06/23 11:53

インドネシア・ジャカルタには、カキリマ(屋台)・ワルン(食堂)に行くと庶民のグルメをリーズナブルな価格で楽しむ事ができます。
カキリマを日本に例えると、カキリマはラーメンやおでんの移動式の屋台です。しかし、日本の移動式屋台に比べると大変簡素な造りをしていて、自転車のタイヤ程度の大きさのタイヤが両側に付いていて、大抵は一人で屋台を引いています。
一方、ワルンは安食堂で、大学の学生食堂に似ています。それ以外に例えると、自分の好きな皿を取って食べる形式の食堂か、丸亀製麺のような感じです。
 

ワルン・カキリマを利用するメリット

①ワルンを利用した場合、食事の料金を抑える事ができる。

ワルンを利用すると、ショッピングモールの1/3程度の値段で食事をする事ができ、長期滞在をする人には、非常に魅力的です。衛生には注意が必要ですが、カキリマを利用するともっと安く食事ができるそうで、できる限り予算を抑えたいという人には、利用する価値があると思います。





この鶏のスープ・上の写真の鶏のからあげ・飲み物とご飯が2人前付いて、日本円で300~350円でした。現地の人のための食堂で食べると本当に安いです。

②本場の味を楽しむ事ができる。

外国人の多い地域のレストランでは、外国人向けに味付けがマイルドにされている場合があります。「本場の味を楽しみたい」という方には、現地の人でにぎわうワルンでの食事をお勧めします。日本ではなかなか味わう事のできないサンバルチリソース(とうがらしソース)をぜひ試してみて下さい。


インドネシアの食堂に行くと、必ずと言っても良いほどサンバルチリソースと茶色くて甘いソースが置かれています。
 

③文化の違いを楽しむ事ができる。

ワルンを利用する楽しみ第1位がこれです。ワルンはインドネシアの庶民の集まる食堂です。インドネシアはイスラム教が中心の国なので、頭にカラフルはブルカという頭巾を被った女性がたくさん居て、レストランの中はカラフルで、日本とは全く違った雰囲気になっていました。また、テレビ番組も放送されている事が多く、「ラーメンを食べるとバイクが抽選でプレゼントされる」というCMがおもしろいです。日本人ならバイクをプレゼントされても困る人も多いと思いますが、バイクが主な交通手段のインドネシア人にとっては嬉しいでしょうね。


イスラム教の女性の服はカラフルで、この女性は全身オレンジ色の服に茶色~黒のスカーフをしていました。


テレビを見ながらご飯を食べる親子です。子供は、茶色で甘いソースをご飯にかけまくっていました。子供の頃から甘い物を食べているからインドネシア人は激甘が好きなんでしょうね。

ワルン・カキリマを利用するデメリット

①衛生に問題がある場合が多い。

ある程度お金のある現地の人はカキリマ(屋台)の利用は、不衛生な事が多いので控えると言っていました。もしカキリマを利用するなら、できるだけ調理台の綺麗な屋台にしないとお腹を壊すそうでうす。

②文化の違いに引いてしまう事も

ジャカルタの一般市民向けの食堂のトイレには、日本のトイレのような水を流すレバーがどこにもありません。代わりに大人が入るには小さな浴槽みたいな物があり、そこから手桶で水を汲んでトイレを流します。トイレットペーパーも無いので、現地の人は必要があればその水でお尻を洗います。

 ③味覚が合わない可能性がある。

ジャカルタの庶民グルメは、油分が多く味は甘すぎるため、日本人の味覚にはあまり合わないと思います。
日本人が特に注意するのは、「予想外の甘さ」です。ジュースを飲むと日本では考えられない程に激甘で、コンビニのお茶にまで砂糖が入っていて、砂糖抜きのお茶を探す方が難しいと思います。
次に注意するのは、「油」です。胃が丈夫な方は大丈夫だと思いますが、ジャカルタのローカルフードは全体的に油分が多いので、胃がもたれました。油の味が結構きつく、その風味で食欲が失せる事もありました。
 

まとめ

ワルンを利用すると、庶民の生活やインドネシアの文化により深く触れる事ができます。食べ物だけでなく、文化にも興味のある方はぜひ行ってみて下さい。きっと色々な発見があります。