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続・ジャカルタでお土産を買うならココ！  by  A.K.I

2016/12/14 09:07
続・ジャカルタでお土産を買うならココ！
by A.K.I



　前回記事、”ジャカルタでお土産を買うならココ！”では、見た目お土産らしきお土産の買えるお店をご紹介しましたが、引き続き今回はもう少々ディープに、この国ならではのローカルテースト漂うお土産探しのできるところをご紹介します。となると、値段のやりとりができる程度の多少のインドネシア語が使えるとなお良しですが、難しい場合は電卓と度胸を携え、まずは行ってみましょう！値札が付いていなかったりするので、外国人と見ると多少ふっかけられることもあると思われますが、電卓をたたいて提示し合う値段交渉を楽しむくらいの気持ちで。


III．現地感覚でショッピング

　外国人をターゲットに見据えた品ぞろえではなく、現地の人々のセンスを取り入れたいなら、インドネシア人が集う下記市場をお勧めします。

1. Thamrin City



　タナアバンにあるこのモール。大型のモールで外から見る限りモダンな感じがするのですが、中に入ってみると小さな店舗が所狭しと並ぶパサール仕様。エスニックテイストな洋服が好きな人には喜ばれそうな、諸民族の特徴を取り入れたインドネシアならではの個性的な色彩やデザインの衣類や、ムスリムファッションと言われる全身をたっぷりの布で覆うロング丈の衣類などがお手頃価格で勢ぞろい。布や民芸品、アロマオイルなど小物を売る店舗も混在し、ローカル感満載であれもこれも目移りします(この手のものが好きな人であれば)。



【住所】Jl. K.H. Mas Mansyur, Kebon Melati, Tanah Abang, Jakarta Pusat
【HP】http://thamrincity.co.id/




２. Pasar Mayestik



　インドネシアと言えば、バティックやイカットといった布がやはり特産品としてあげられますが、そんな布好きには外せないのがここ、Pasar Myestik。伝統市場パサールを近代的に改装し、これまた小売店舗がフロアにひしめきあってる感じの建物ですが、この建物の中だけでなく、ここを起点として周辺一帯布問屋さん兼テイラー的なお店が軒を連ねるエリアとなっていて、各地から集められた布がより取り見取り。それこそ柄を一枚一枚見ているといくら時間があっても足りませんが、素敵な布をそのままストールやテーブルクロス、ベッドカバー等としてピックアップするもよし、ユニークなモチーフの布は裁縫好きの友人へのお土産にもよし。Pasar Myestikの最上階もミシンがけする職人さんがずらりと並ぶフロアで、購入した布でオーダーメイドの衣服・小物を作ることも可能です。



　その他、お土産にご提案したいものとしては、ムスリム女性が頭部を覆う布ヒジャブのアクセントに使われているブローチ。素材はガラス玉だったりで高級品ではありませんが、小さくてかわいいデザインのものから大きくてインパクト抜群のものまで、実際に使われているのを見てもパッと目を引く魅力があります。その他ボタンやリボン等々、服飾関連小物もこのエリアで入手可能です。



　そして、もう一つお勧めは絵皿。何故このエリアに売られているのか関連は不明ですが、お皿を壁いっぱいに吊り下げた店舗に時折り出くわします。食器として使うにももちろん良いのですが、裏には壁に掛けられるように針金がつけられていて、インテリア用途という目で見ると、これまたとっても素敵です。日本では見られない色彩感覚のものから、中華風の柄のものまで見ているだけでも楽しめます。お土産として持ち帰るには割れ物注意ですが、受け取る人の反応が楽しみです。



【住所】Jl. Tebah 3 Kel. Gunung Kec. Kebayoran Baru, Jakarta Selatan
【HP】http://pasarmayestik.com/




IV．民芸品販売イベント



　この年末年始の帰国時用には間に合わないかもしれませんが、さらに特徴的なものを見つけ出したい場合には、民芸品の売られる場所・展示会などを日ごろから要チェックです。既にじゃかチップス内、他テーマでご紹介した場所ですが、各地・民族のパビリオンが配されているタマン・ミニでは、イベント開催時にはその土地ならではの手工芸品の販売があったりしますし、ジャカルタ・コンベンションセンターでは、民芸品が集合する大小さまざまな展示会が開催されています。

・Taman Mini Indonesia Indah
【住所】Jl.Taman Mini, Jakarta Timur
【HP】http://www.tamanmini.com/

・Jakarta Convention Center（JCC)
【イベントスケジュール】
http://www.jcc.co.id/index.php/events-schedules.html?tahun=2016&month=&filter_type=&filter=&limit=10&filter_order=a.dates&filter_order_Dir
【住所】Jl. Jend. Gatot Subroto, Daerah Khusus Ibukota Jakarta
【HP】http://www.jcc.co.id/


V．灯台下暗し！お近くのモールへ



　それでも思うものに出会えなかったら、お土産物店や特別なものを探すのではなく、意外や意外、身近なインドネシア日常品が案外実用的で喜ばれたりします。私がよくチェックするのは、どこのモールにでも入っている文房具店・書店・スーパーですが、例えば文房具店では、イスラミックな柄やバティック柄のカードやポチ袋、包装紙。書店では、日本のコミックのインドネシア語版や、アラビア文字で美しい装飾の施されたコーラン(お土産用途であっても、大事に扱えば宗教冒涜と言われることはないでしょう！）。スーパーでは、グラ・メラと言われるインドネシアで日常的に使われるヤシ砂糖(日本の黒糖とは少々異なる味わいがあります）や、日本の七味的で日本人にも受け入れられるであろう唐辛子をベースとしたスパイスミックスなどの調味料(激辛のものは本当に辛いので、くれぐれも辛い物を好物とする人にのみで）も、料理が好きな人には喜ばれます。


＜まとめ＞
　何か面白そうなものを見つけられそうな気がしてきましたか？念のため、今回ご紹介のようなお店では、日本みたいに綺麗にリボンをかけたプレゼント包装なんてしてくれません。ビニール袋にポイと入れて渡されます。また、布類はかなり埃っぽいので、使う前もしくはプレゼントする前に一度干すなり洗うなりした方がよいでしょう。そのような、日本での常識が通じない感じも是非、土産話として共にお持ち帰りください。

 

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