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居心地抜群ジャカルタのカフェ#4 by A.K.I 2017/06/13 00:30 |
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居心地抜群ジャカルタのカフェ#4 By A.K.I 皆様、カフェを選ぶ時には、コーヒー目当てですか?何を食べたいかということがポイントですか?これまでに3回ジャカルタのカフェをご紹介しているのですが、”カフェ”とは何ぞや?とふと思い。”カフェ”という言葉は、その語源どおりもともとはコーヒーを飲ませる店を意味していたのだと思われますが、現状私の解釈では、食事だけでなく軽食やドリンクやデザートだけでも楽しむことができる、お手頃サイズのお洒落な飲食店を幅広くこの言葉で括っていると捉えています。 ですので、これまでご紹介してきたカフェ(居心地抜群ジャカルタのカフェ、#2、#3)を振り返ってみると、細かく分けるとすれば、コーヒー専門店もあれば、スイーツをメインとする店舗もありさまざまです。ジャカルタでの情報の得づらさや、自由の効かない交通事情、また、店舗の入れ替わりを結構な頻繁で目撃するということもあり、情報を蓄えているうちにチェックしていたカフェが看板を降ろしてしまう可能性が懸念され、まずはタイムリーな情報というところを最優先に順次お伝えしているというのが現状ですが、今回はフードメニューに着目してピックアップしたお勧めカフェをまとめ紹介してみたいと思います。 1. BEAU by Talita Setyadi 緑豊かな冒頭の写真はこのカフェの入り口です。階段をのぼると、上の写真のようなオープンエアーのスペースがあり、街角のオアシスといった感じの心地よい空間が広がります。店内に焼きたてのパンが並ぶベーカリーショップで、お昼時には満席のこともあるくらいの人気ぶり。自撮り好きなインドネシア人が素敵なグリーンを背景にセルフィーを楽しんでいる姿もよく見かけます。写真にふさわしい背景ということも、写真好きインドネシア人にはカフェを選ぶ大事なポイントだと伺い知れます。 もちろん、人気の理由は雰囲気だけではありません。ここのパンはどれも食感もよくおいしいです。プロシュートやサーモン、野菜などさまざまなトッピングが選べるオープンサンドや、具材を載せチーズがたっぷりかかったボリュームたっぷりのデニッシュやトーストなどベーカリーメニューを中心に、サラダや卵料理などのサイドメニューも。さらにはカヌレやケーキなどスイーツも豊富で、幅広い層のニーズに応えているところが、多くの人を惹きつける魅力でしょう。 住所:Jl. Cikajang No. 29, Petogogan, Kebayoran Baru, Jakarta Selatan 電話:021-2751-7454 Website:http://beaujkt.com/ 2.Pasta Restaurant Kamakura 店舗入り口には日本の夏を思わせる”氷”の文字がたなびき、その名も”Kamakura鎌倉”。日本スタイルのカフェレストランです。そもそも私は、ここはかき氷やあんみつなど日本の和スイーツが食べられるカフェという認識で、実は行ってみて初めてパスタレストランであることを知りました。 明太子や醤油ベースの和風テイストのパスタが目を引きますが、トマトやクリームベースのものも豊富。その他、寿司やサンドイッチ、サイドディッシュ的に卵焼き、刺身、から揚げ、エビのてんぷら等なんだかほっとする日本的メニューが。そしてスイーツメニューとして、抹茶や小豆、白玉などが盛り込まれたかき氷やあんみつ、和風パンケーキなど、和テイストが勢ぞろい。日本的風味が恋しくなった時には、ゆったりとお洒落な店内で是非ほっと一息を。 なお、レストランの住所などを確認するとちらほらと遭遇する”Rukan”は、インドネシア語の”Rumah=家”と”Kantor=会社”が組み合わさった語で、家形の店舗を指すそう。 Pantai Indah KapukのこのエリアはRukan形態の飲食店ががずらりと並ぶ一角。さまざまな店舗がありすぎてお手上げな気分にもなりますが、和食・韓国料理・中華系など日本人の口に合いそうな店舗も見られ、モールとは一味違った雰囲気も楽しめます。 住所:Rukan Cluster Garden House Blok A No.10 Jl. Pantai Indah Kapuk, RT.7/RW.2 Jakarta Utara 電話:0815-8354-707 Website:http://kamakurapik.com/ 3. Nalu Bowls ジャカルタではお洒落な町として名のあがるKemang。その一角に南国リゾート的パラソルに白い木枠にガラス張りの、それこそお洒落なカフェがあります。日本でも一時期、美容と健康に良いとブームのあったアサイーですが、ジャカルタで最近よく登場するのがアサイー・ボール。 このお店はバリ島発ですが、その名Naluはハワイの言葉で波を意味するのだそう。ココナッツをくりぬいた容器でサーブされる、さわやかな酸味のアサイーのスムージーとココナッツやフルーツの盛り付けられたグラノーラを食べると、とってもすがすがしくヘルシーな気分。明るい店内がリゾート地の海辺にいるようなリラックス感をもたらしてくれます。 現在店舗はバリ島に4軒、ジャカルタには今回訪れたKemangの他にSCBDにも。 Kemang店のあるKemang Timur通りは、雑貨屋さんや家具屋さんが点在し興味深いエリアでもあります。車だと時間帯によってはかなりの渋滞、徒歩で巡るには距離もあり暑さ対策必須ということは言うまでもなく覚悟の上で、エリア散策もご検討の上訪れるのも良いかと思います。 WebSite:https://nalubowls.com/ Nalu Bowls Jakarta Kemang 住所:Jl Kemang Timur No. 69D, Jakarta 電話:0822-1151-1984 Nalu Bowls SCBD 住所:Kawasan SCBD No.45, Jakarta Selatan 電話:0813-1526-0799 4. Namelaka Patisserie 最後に、シュークリームをメインとするスイーツ店”Namelaka Patisserie”を含む複数店舗コンプレックス型の”ShopHaus Menteng”をご紹介したいと思います。 前回、Darmawangsaエリアの一つの建物をシェアする形で複数飲食店が入っている中の1店舗としてBUTFIRST Coffeeshopをご紹介しましたが、今回のこの建物もそれぞれが得意分野の店舗を出し、訪れた人は、各店舗で購入した飲食品をオープンスペースで好きに食べられる、フードコート的要素を備えた作りとなっているコンプレックスです。独立した店舗を構えるにはコスト的問題もあるのか、こういった形態が今後増えてきそうな感じもします。 単独の路面店かと思って訪れると結構戸惑うので、ご参考まで建物入り口側から順に店舗をあげておきます。まずは ”Gelato Secrets”というジェラート屋さん。 そして、”Pigeonhole Coffee” というカフェ。 その奥が、今回お勧めスイーツの”Namelaka Patisserie”です。 マンゴーやラズベリーなどシュー生地からカラフルな見た目もかわいいシュークリーム。ローカル寄りなスイーツは、日本人の口には甘すぎたり、バタークリーム的なテーストが重く感じられるものが多かったりするのですが、日本語の”なめらか”から店名を付けたというこのお店のシュークリームは、口触りの良いなめらかなクリームが特徴。余談ながら、"L"と”R”の発音を明確に使い分けるインドネシア語の感覚では、Nameraka ではなくNamelaka なんだなぁと。巻き舌の”ラ”より軽い”ら”の方がなめらかさが表現されているような気もしてきます。 イート・インの場合のドリンクは、ティーバックの紅茶であれば合せてこの店舗で購入可能ですが、コーヒーが飲みたい場合には手前のカフェでどうぞとのスタンスです。 その先には、”berrywell”というヘルシーなスムージーのお店。ここでもまた、アサイー・ボールも見られちょっとしたブームを感じます。 ビル丸ごと飲食施設かと思いきや、その先には何故か理髪店”The Roots Barbershop”。そして、その奥につけまつげの美容店”Everlash”。アイラッシュはともかく、理髪店からは整髪料の香りが漂ってきて、飲食エリアに並列するにはいかがなものかと少々気になりましたが、皆平気でそれら店舗の前でも飲食されているところを見ると、私の気にしすぎでしょうか。匂いに敏感な方は理髪店の前の席は避けた方が良いだろうと個人的には思いますが。 階段を上がって2階は、”Mockingbird The Fine Steak”という、店内にテーブル席のある独立したステーキレストラン。がっつりとお肉を食べるという選択肢もコンプレックス内にあるというのは、時には重宝しそうです。 全体的に明るくて感じのよいスペースです。大渋滞の交通事情を考えると、歩き疲れてしまうモールほどの規模ではなく、一か所で複数のカテゴリーを楽しめる場所というのはなかなか良い気もします。建物をシェアしあっているというだけで、店舗によって営業時間もまちまちである点はご注意を(そもそも記載時間があてにならないというケースも日常茶飯事ですが)。 【営業時間参考】Namelaka Patisserie 10:00-22:00 berrywell 日-木7:00-21:00 / 金土8:00-22:00 なお、一方通行の道路や、時間帯によって通行方向に規制のかかる道路などジャカルタの道路の難しさがいろいろとありますが、このコンプレックス前の道路は北向きの一方通行です。通り過ぎてしまうとまたぐるりと1区画回ってくるしかなく、何を隠そう私、初めて訪れた際には独立店舗と思い込んでおり”Namelaka"の看板があるものとして探していたため、店舗名並列の看板が目に留まらず、2周してようやく辿り着きました。”ShopHaus Menteng”の看板をお見逃しなく。 住所:ShopHaus Menteng Jl. Teuku Cik Ditiro No.36, Menteng, Jakarta Pusat <まとめ> 日本からの便りでは、紫陽花が咲きそろそろ梅雨かといった季節の変化が聞こえてきます。季節が巡るという感覚は気分にも変化を与え、豊かな情緒を生み出していたのだなぁと改めて思うのですが、季節の変化に乏しいジャカルタで、滞在も長くなればなるほど周囲の出来事も目新しさが薄れていき、気分に新鮮さを吹き込むにはどうすればよいのだろうと逆に考えてしまいます。 旬の食材と言ったものも明確には無い中、和の気分、南国リゾート風といった空間の違いを味わえるカフェの存在は、ジャカルタでの気分転換の一つとして結構重要な役割を果たしているようにも思えてきます。 どうにも、カフェを探していくと、南ジャカルタエリアにおしゃれ店舗が多いようには感じられますが、行動されるエリアによってアクセスの良さも重要なので、今回はなるべくエリアを広くチェックしてみました。憩いの場として一つでもお気に入りリストに加えていただければ幸いです。 |
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