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ジャカルタの大渋滞を体験  by  じゃかナビ事務局

2015/09/04 15:17
ジャカルタの大渋滞を体験


ジャカルタの渋滞のすごさ

公共交通機関の未発達なジャカルタの渋滞は、日本でも一番交通量の多い東京と比べものにならないくらいに凄まじく、渋滞の凄まじさに閉口してしまう程でした。


ジャカルタでは車だけではなく、バイクの数も多く、「この先で何かのイベントがあるのか?」と思う程の数。これは昼間なのでまだマシな方ですが、通勤通学の時間帯はもっと多く、歩行者が道路を渡るのが難しい程になる。


ガソリンスタンドで燃料を入れるにも、バイクの大行列でこの時は10台以上のバイクがならんでいた。


ジャカルタの交通ルール

交通ルールは一応ありますが、ジャカルタの人々は交通ルールを守らず、道路を逆走する人や、定員二人のバイクに最高で５人も乗っていたりと、日本では考えられないくらいに滅茶苦茶な運転をする人ばかりでした。
このように、ジャカルタの人々は交通ルールをほとんど守らないため、ジャカルタの道路には信号があまりありません。ジャカルタの道路は舗装も悪く穴が多い上、人々は交通ルールを守らないし、運転も日本で考えられない程強引なため、交通事故が多発し交通事故による死者もとても多いそうです。
 
ただ、最近は交通ルールを守ろうという動きがあり、「バイクの運転の際にはヘルメットをするように」と言われました。ヘルメットをせずに運転をして警察に捕まると50000rp(日本円で500円弱)を払わなければならないそうです。日本の感覚でいけば、500円なんて安いと思うかもしれませんが、雇用されている労働者の給与が2015年現在で27000円、雇用されていない場合は日本円で1万円ももらえない人も多いので、500円は日本の感覚でいけば3000～10000円に相当する金額で、安いとは言えないと思います。
 
それでもヘルメットを着用していない運転手も多く交通ルールがジャカルタ市民に浸透するのは時間がかかりそうです。
 
 渋滞にはまった時の過ごし方
 
ジャカルタで大きな渋滞にはまってしまうとほとんど身動きを取ることができなくなり、車の場合目的地まで歩いた方が早いという事も頻繁に起こります。日本人の場合、渋滞にはまってしまうと、イライラする人も多いと思いますが、「ジャムカレッタ」(ゴムのように自由自在に伸びたり縮んだりする時間)という言葉もあるように、のんびり構えてあまり焦る事の無いインドネシア人は、「待つしかない」と言っていました。
 
しかし、日本人にとって渋滞はイライラするもので、車が動くのを待っているのは暇です。そんな時の暇つぶしの方法をご紹介します。
 
1.道路に走っているバイクや車を観察する

ジャカルタの道路には、日本では考えられないような交通違反をする人やユニークなバイクが走っています。バイクには３人以上が載っている事が珍しくなく、中には、父・母・小学校中学年くらいの子供・幼稚園位の子供・赤ちゃんが125cc～250ccのバイクに乗っている様子を見かける事が結構あります。また、バイクであっても積載量を考える事無く荷物を積みまくるので、運転手が見えない事もあります。
その他にも、ユニークな物が走っているので、何が走っているかをじっくりと観察すると良い暇つぶしになると思います。


インドネシアでは、バイクはファミリーカーのようなもの。家族全員が１つのバイクに乗っている事も珍しくない。


家電量販店で爆買いをした後なのか、大量の家電製品を膝の上に乗せて運転をしている。この女性のバランス感覚と運転技術は素晴らしいと思う。
 
2.渋滞にはまった人とコミュニケーションをとる
 
屋台を引いたバイクや人も道路を走っている事も多く、その人達と短い間のお喋りをする事も楽しいです。また、簡単な物なら渋滞にはまっている時間内で買う事もできると思うので、チャレンジしてみて下さい。

 
まとめ
渋滞は嫌ですが、景色・人々・走っている物を見ているだけでも結構楽しいです。渋滞の時間を利用してジャカルタの新しい魅力を発見する事ができると思うので、渋滞にはまった際は車の外の風景をじっくり観察してみて下さい。









 

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