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ペジェン村を観光しよう  by  じゃかなび記者

2015/08/13 15:17

ペジェン村を観光しよう

芸能の村ウブドから4~5km程の距離にあるペジェン村。この村には、日本昔話に出てくるような感じの面白い昔話がある。その昔話とは、バリ島の人々や儀式に関係の深い「月」にかんする物である。
 
むかしむかし、ペジェン村の空には13個の月が昇っていたそうだ。ある日、13個の月のうち1個が落ちてきて村にあるヤシ木に引っ掛かり、昼も夜も村を明るく照らし続けた。この事に困り果てたのは泥棒である。泥棒は夜の闇に忍者のように盗みに入るので、落ちてきた月が夜になっても村を明るく照らすと、仕事ができないので困ってしまった。
 
「そうだ!!おしっこで月の明かりを消そう!!」泥棒はそう考えた。
 
そして、泥棒はヤシの上に落ちた月におしっこをかけた。そうすると月は爆発し、泥棒は死んでしまった。
 
この昔話は日本の昔話と同じように「悪いことはしてはいけない」とバリの子供たちに教えているのだろう。
 
今回はこんな面白い昔話のあるペジェン村を紹介します。
 

ペジェン村の観光スポット

1. 考古学博物館

考古学博物館には、石で造られた棺や古い時代の焼き物等が多数展示されている。考古学博物館にはこの地方に関わる品々が展示されていて、中には貴重な物も含まれる。


地球の歩き方にも紹介されている亀をかたどった石棺。よく見ると手や足も彫刻されている。
 

亀の他にも様々な石像が展示され、街にある石像と同じように、現在もなお大切に祀られている


カナリ古いと思われる壺。この壺の近くには表面のつるりとした陶器の壺があり、この博物館には様々な時代の焼き物が置かれている事が分かった。


博物館の中庭。庭は美しく整えられ、庭の中央には緑色の水の入った池がある。バリの人工的な池は、何故か緑色をしている。デンパサールのジャガッナタ寺院の池も緑色だった。
 

2. クボ・エダン寺院

別名「ペジェンの巨人」とも呼ばれている「踊るビマ像」が置かれている寺院。名前は、バリ語とインドネシア語から取った物で、クボはバリ語、エダンはインドネシア語で、バリとジャワの戦争と関係がある。
踊るビマ像は死体を踏みつけていて、バリにはあまり無い少々残酷な像である。
 

3. プナタラン・サシ寺院

冒頭でも紹介した昔話「ペジェンの月伝説」に深い関わりのある寺院。この寺院には、ペジェンの月に見立てた銅の置物があり、それは紀元前に作られたと言われている。ガイドブックには東南アジアの青銅器時代を代表する遺物だと紹介されているので、「ペジェンの月伝説」に興味が無くても見ておきたい。
 

 ペジェン村の魅力

ペジェン村の魅力は、遺跡だけではない。ウブドに比べて観光化が進んでいないペジェンム村に住む人々は、素朴でとても親切な人が多い。

ウブドや空港で歩いていると、観光客相手に商売する人から嫌と言っても良いほど頻繁に声をかけられウンザリするが、ペジェンではそのような事はあまり起こらない。観光客向けのレストランやお店は少ないが、観光客相手の商売人も少ないのでのんびりと観光を楽しむ事ができる。
 
ペジェンの人々はとても親切で、道に空いた穴に落ちた時には数人の人が駆け寄って助けてくれたし、帰りのベモ(小型の路線バスのようなもの)の中でもおばあさんが心配して、持っていたアロエをくれた。(アロエはケガをした時に付けると傷の治りが早くなると言われている)
 

ペジェン村の行き方

1. 徒歩

ウブド王宮からペジェンまでの道はそれほど難しくなく、地図さえあれば簡単に行くことができるが、片道4~5kmあり、観光名所をまわると10km以上の距離を炎天下の中歩く事になる。
 

2. ベモ(乗合のミニバン)

ペジェンまでの道にはたくさんのベモが走っているが、ウブドやその周囲のベモは観光客にはあまり優しくなく、ぼったくられるので、お勧めできない。
 

3. オプショナルツアー

ウブドの町中にはオプショナルツアーを斡旋してくれるお店がたくさんあり、便利に利用できる。自分で行くのに比べるとお金はかかるが、労力をかけず安全にペジェンを楽しむ事ができるので、ペジェンに行くならオプショナルツアーがお勧めだ。
 

まとめ

楽しい伝説のあるペジェン村。近隣にはゴアガジャやイエブル等の有名な遺跡もあり、ウブドに来たならぜひ立ち寄ってほしい。

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