第3回 海外送金の所要日数
「日本から海外へお金を送金する・してもらう」…すでに現在海外にお住まいの方にとっては馴染みのあることかもしれませんが、「ヒト」「モノ」「カネ」すべての移動が圧倒的にグローバル化した現在においては、海外送金に対する需要は皆様の想像以上に高まっており、送金する目的によって送金手段も様々なタイプのものが提供されるようになりました。このコラムでは、「海外の銀行口座へ送金する」ことに焦点をあてて、海外送金の仕組み・特長・実際をご紹介します。
日本国内の銀行振込みであれば、早ければ数十分から数時間で振込先の口座へ入金されるわけですが、海外の銀行口座への送金となると、このような短時間で相手の口座に着金することは困難です。(しかし実は、PayForex海外送金サービスでは、送金先の国やエリアは限定ですが、24時間以内に着金する「スピード送金」を提供してます。後ほどご紹介します。)
ゆうちょ銀行の「国際送金」サイトによると、送金日数の目安は「4~6営業日程度」だそうです。大手銀行にいたっては目安の記載もなく、総じて一般的には2~3営業日後に着金するというイメージが定着してます。国内振込みのように当日中の決済完了までは期待しないが、相手の銀行口座に入金されるまでにいったい何日かかるのか?…誰もが感じる疑問ですが、実際のところ「正解」はありません。送金先の国・地域・銀行などによって所要日数に違いがでてきます。ましてや、初めて海外へ送金しなければならなくなった場合、相手の海外銀行口座の情報を間違いがないように正確に入手しなければいけなかったり、銀行の窓口でもらった送金用の申込用紙に書く情報量の多さに閉口したりで、余計に日数がかかるような気になるはずです。以下に、PayForexの現場からみた「海外送金の所要日数」について、いくつかの視点から探ってみたいと思います。
送金先の銀行に情報はすぐ届くはず?
PayForexの海外送金はSWIFT(国際銀行間通信協会)に基づく銀行間送金(電信送金)ですので、PayForexが提携する日本の銀行へ送金を委託すると、その銀行は受取銀行や中継銀行へ向けて電文を発信します。当然、高度なデジタル通信の世界ですから、ある意味「瞬時に」送金データが送られることになるので、理論的には受取銀行に送金データが届いていることになります。しかし、だからといって即口座へ入金されることはありません。問題は日本と海外との間に時差があること、中継・受取銀行において事務処理を区切る締切時間があること、そして、海外銀行の事務処理が当日中に完了できるかどうか、ということです。締切時間を過ぎてしまえば、当然処理は翌日回しになります。また、銀行の事務処理が繁忙を極めている状態であれば、当日中に処理できない可能性もあります。そして次の理由によって、口座への入金処理に時間がかかる可能性があります。
マネーロンダリング・不正送金チェック
犯罪によって得た利益をマネーロンダリングしていないか?、国際的な協定に違反した不正な送金に該当していないか?…日本に限らず、あるいは国によっては日本よりも厳しく、国をまたいだ国際送金は銀行などによって常にモニタリングされています。国際間の資金移動については、完全にノーチェックで相手の口座へ届くことはないといっても過言ではありません。銀行のシステムによるオートチェックはもちろん、内部の人の目によるマニュアルチェックが必ず行われていると考えたほうがよいでしょう。このようなチェックは経験知に基づいて運用されますので、特に問題がない送金であっても、あるチェック項目の設定条件に該当してしまった場合には「要注意」のステイタスとなり、より詳細なチェックや調査が行われることになるため、口座への入金まで、さらに時間を要することになります。
PayForexの着金までのスケジュール
以上のような不確定要素はありますが、特に問題がなく通常どおりの流れで資金移動が進んでいった場合、PayForexを利用した海外送金の着金までのスケジュールは以下のとおりです。なお、PayForexはインターネットで24時間送金依頼を受付けてますので、「送金が開始した」起点は、PayForexが送金依頼を受けて送金手続きを進めることができる午前9時30分から午後5時30分までの間の「営業日」を指します。
≪PayForexが送金を実行してから着金するまでの標準所要日数≫
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インドネシアへ向けた送金の場合、通常は2営業日後までに着金します。
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香港、マレーシアおよびネパールのSiddhartha Bankグループの銀行へ向けた送金の場合、PayForexは現地の銀行と提携関係を結んでいるため、営業日の受付後、24時間以内に着金します。
送金先の銀行情報の登録が簡単!
銀行やゆうちょの窓口で海外送金の手続きをする場合、受取人名、受取人住所、銀行・支店名・住所、銀行コード等、すべてアルファベットで申込用紙に「手書き」で記入しなければなりません。間違いも起きやすいというものです。しかしPayForexならば、PCやモバイルから登録できて修正も簡単、そして一度登録して送金が完了すれば、次回送金する際は登録銀行口座リストから選択するだけで手続きできるので、手間が大幅に減ります。この点だけでも、海外送金手続きで発生しがちなストレスから解放されることになるでしょう。ちなみに、PayForexの送金先銀行情報登録画面は以下のとおりです。登録は簡単に終了しますので、正しい情報さえ入手しているならば、海外送金手続きの半分以上は終わったも同然といえます。
筆者
Queen Bee Capital株式会社
法人営業部 宮田宏幸
Queen Bee Capitalのご紹介
「PayForex」を提供するQueen Bee Capital株式会社は、海外送金を行う方に従来よりも安価な手数料と便利なサービスを提供することを目的として設立された、資金決済法に基づく資金移動業者(登録番号 関東財務局長00010)です。インドネシアはもちろん、世界200ヵ国以上に20種類の通貨を両替・送金できるサービスを展開してます。
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