ジャカルタのおすすめベーカリーショップ
A.K.I
みなさま朝食はご飯派ですか?パン派ですか?タイトルからしてお察しの通り、朝パン派な私としてはどうしても朝からおいしいパンを食べたいのですが、さてジャカルタでおいしいパンが買えるベーカリーショップはいずこに?
手軽に入手できるのは、どのコンビニでも見かける”SARI ROTI"のパン。こちらはPascoブランドを持つ日本の敷島製パンと現地企業との合弁会社のブランドで、「しっとりと柔らかい日本式のパンを作りたい」との現地からの協力要請により作られたとのことだけあって、日本の食パンと似た食感でなかなかです。
それでもやはり、コンビニパンではちょっとさみしい。焼き立てパンを求めて、特に個人的に好みなパンド・ミとクロワッサンを探して、ジャカルタのベーカリーショップをあれこれのぞき試してみました。その中からお勧めの7店をご紹介します!
1. K.O.M.U.G.I (こむぎ)
これはもう、ジャカルタに住む日本人定番の日本食材スーパー”パパイヤ・フレッシュギャラリー”に併設のパン屋さん。食パン、菓子パンから惣菜パンまで日本人の味覚に合うパンが勢ぞろい。そして、”パンド・ミ 6枚切り”があります。パンド・ミを「外はさっくり中はふわっとな山形食パン」と定義するとして、なかなかこのタイプの食パンにジャカルタではお目にかかれないのです。そして、6枚切りという厚切りがポイント。ジャカルタでは、日本でサンドイッチ用と呼ばれるような薄切り食パンが多い中、程よい厚みの6枚切り(上記SARI ROTIの食パンも薄切りしか見かけません)。これを見つけた時には嬉しくなりました。
ジャカルタ市内PAPAYA FRESH GALLERY各店(BLOK M、BUMIMAS、CITY WALK、1PARK EXPRESS)のエリア内にあります。
*8月現在、製造ラインの増設に伴う機器一時停止などでやや品揃えが減少しています。早く品数豊富な陳列に戻ってほしいものです。
2.Provence
お店の看板に日本語が記載されていても日系店舗とは限らないので少々警戒してしまったりもしますが、こちらは京都からジャカルタに進出したというパン屋さん。
天然材料100%、保存料不使用とのことで健康志向のローカルにも人気のようですが、こちらも日本人になじみな食感のパンが並んでいます。そして、ありますパンド・ミ。中身のふわふわ感も味も良い感じです(ただし、サイズが小ぶりなのが個人的には少々残念)。
訪れたのはPondok Indah Mall 1の店舗ですが、フードコート内にパン屋というのも少々珍しい感じ。その他、Kemang Village (Lippo Mall)、 Puri Indah Mall内と、Pantai Indah Kapukに路面店があるとの情報です。
【店舗参考サイト】https://www.zomato.com/jakarta/restaurants/provence
3.Eric Kayser Artisan Boulanger
フランス発のこのベーカリーショップ。ここにもパンド・ミと書かれたパンを見つけたので早速購入。けれども全粒粉のパンで、日本でイメージする白いふんわりした中身や食感とはちょっと違い残念。ただし、クロワッサンやバゲットなどのパンはなかなか味わいがあって美味。パンがおいしいので併設のカフェ店内で供されるサンドイッチも食べごたえがあります。
Gandaria City、Lippo Mall Puri、Plaza Indonesia、Plaza Senayanなどのモールに入っています。日本にも進出しているところを見ても、日本人好みのパンと言えるかもしれません。
【HP】http://www.maison-kayser.com/fr/
4. OH LA LA
パンド・ミはそう簡単には見つからないという結論より、目先を変えてしっかりと味わいあるおいしいパンが見つかるということで、もう一店挙げるとするとここ。私がジャカルタで初めておいしいと思えたパンがここのものでした。
店舗紹介のサイトを見るとカフェとあったりフレンチレストランとなっていたりもしますが、店内でパンと共にしっかりとした味付けのフレンチ系洋食を食べるもよし、バゲットなどヨーロッパらしい固めのしっかりとしたパンを購入して帰るもよし、一度お試しください。
Kota Kasablanka、Mall Kelapa Gading、Gandaria Cityなどモール内に入っています。
【店舗参考サイト】https://www.zomato.com/jakarta/restaurants/ohlala
5. Sophie Authentique
クロワッサンと言えば、やっぱりフランス系のベーカリーショップでしょう!と、探して行きついたのがここ。ジャカルタに住むフランス人女性ソフィーさんが、パンを好む近所の欧米人からのオーダーを受けてキッチンで焼いたパンを売っていたのが始まりという、シンプルでほっとするテイスト。
パンの他に焼き菓子も豊富で、カヌレがおいしい店としても良く名を聞く。Kemang、Cipete、Cikajang、そしてこの春にはKuningan City Mallにも店舗がオープンし現在4店舗。白と青を基調としたおしゃれなカフェ店内でゆったりとくつろぐのもお勧め。
【HP】http://www.sophieauthentique.com/
6. PAUL Bakery
もう一つ、日本でもおなじみフランス発のおしゃれなベーカリーショップ。店構えからして、シャンゼリゼ通りのちょっと高級感のあるオープンカフェを思わせる雰囲気。カフェメニューにクロワッサンとカフェオレというシンプルなセットメニューがあるくらい。ここのクロワッサンは是非一度お試しあれ。
Pacific Place Mall、Plaza Indonesia、Kota Kasablankaといったモール内に入っています。店舗に入るだけで優雅なひと時を味わえるという点でもお勧め。
【HP】http://www.paul-bakeries.com/en/
7.TOUS les JOURS
最後にもう一つ。主要なモールにはほぼ見かけるチェーン店で、韓国資本のパン屋さんですが、フルーツトッピングされたデニッシュなどのいわゆる菓子パンの種類の豊富さと、食感やテイストが日本人好みと思われる点でお勧めです。
ご紹介した他6店舗の、食パンやクロワッサンのようなシンプルなパンだけでなく、おやつ感覚のパンが食べたい時には是非のぞいてみてください。
【HP】http://www.tlj.co.id/store-location.php
http://www.tljus.com/
<まとめ>
ジャカルタのモールには、チェーン展開しているベーカリーショップが他にもたくさん入っていて、”パン”と大きく括ると、実際のところどこででも入手可能です。ですが、日本で馴染みのあるモチモチ、ふわふわの食感というのは日本のパンに独特のようで、国が違うとなかなかこの食感のものは入手が難しくなります。また、使われている素材の影響ももちろん大きく、個人的には油がしつこく感じるものや、バターの風味に違和感を感じるもの(全体的にインドネシアで質の良い乳製品の入手が難しいように感じます)なども多く、おいしいと思えるパンを日々トライアンドエラーで探している状況です。
そんな中で今回ご紹介した7店。他にも日式のお店もある中、個人的味覚によったチョイスではありますが、もしおいしいパンをお探しであれば、少しでも参考になれば幸いです。
なお、高温多湿なジャカルタですので、パンにカビが生えやすいです。風味は落ちてしまいますが数日でも保管する場合には、なるべく冷凍庫に入れておくのが無難です。
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