先月突然運転手が辞めました。　夕方5時頃、主人から電話がかかってきて、「今日で運転手いなくなるから。」　最近の私は、「またか。」としか思えません。　なぜ？の疑問を問いかけても、返事が返ってこないし、私が家に戻る頃にはその運転手はいないからです。　運転手やメイドは、自分たちの気持ちが嫌な気分になるから「辞める」と言う事を言い出せないのです。　すべては自分なのです。　自分が辞めて、次がどうなるとか、回りが困る等と言う状態を全く気にせず、突然辞めていくのです。　それも、お金を借りっぱなしで、辞めて行くのです。　今までに何人の運転手をみてきた事か。　家庭で直接運転手を雇っている場合は、特に悲しい結末です。　奥様や子供の命をある意味預けているから、無碍にもできない。　会社と運転手会社、乃至は家庭と運転手会社と契約ができれば、少々お金が高くても安心ですよね。　結局安く雇っていても、お金を貸して、突然いなくなれば、同じ金額なんですよね。
 
今日、メイドが前の運転手を子供の学校で見て、話をしたと言う。　娘の同級生の家で働いていると言う。　突然辞める運転手も運転手だが、娘の同級生の親が、子供の友達の家の運転手をハイジャックするのはどうかと思う。　まぁ、ハイジャックしたのか、運転手が交渉しに行ったのか、定かではないが、どちらにせよ、節度なんて言葉はここにあるのだろうか。　その昔、日系他社からうちで働きたいと言って来てくれた子に、その子が勤めている会社にわざわざ電話して、仁義をきった事がある。　きっと、そんな事は日系企業内でも古いのだろう。
 
会社の運転手も、かなり慣れてきたせいか、最近病欠が多い。特に休日前日。　電話してくる時間が出発しなければいけない時間間際である。「いつも家をでる時間に連絡してくれば、良いのに。」と、何度となく思う。　朝6時半にこなければいけないのが、いつの間にか6時45分になり、7時になっている。　もう一人は、8時には会社でスタンバイしていなければいけないのに、「今まだ道中。ガソリン入れて、まだ渋滞です。」と8時15分の時点で言われる。　
 
前々から今日は何時よ、とか、どこそこよ、とか伝えておくと、時間にはスタンバイしてくれている。でもたまに、場所は行かなきゃわからない。よっぽど外国人の自分の方が良くジャカルタを知っている事が多々ある今日このごろ。　今は、携帯電話があるからなんとかなるもんだ。　昔はどうだったんだろう。　昔の運転手は、もっと真面目な人、立派な人だったと聞く。そんなに車があった時代ではないからである。
 
運転手、いないと困るし、いると腹がたつ事が起きてくる。　早く、シンガポールみたいにMRTでどこでも自由に行けるようにならないかな。。。　きっと、私が生きている間は無理でしょうね。