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バリで注意する事~体調管理編~  by  じゃかなび記者

  • 8月12日(水)- 2015年

バリで注意する事~体調管理編~

海外旅行をすると、日本との環境の違いで体調を崩す人も多いと思います。体調を崩してしまうと、せっかくのバリ旅行も台無しになってしまいます。事前にバリ島の事を知っておくと体調管理がしやすくなり、万全な体制でバリ観光を楽しむ事ができるでしょう。
 
今回は、バリ島の気候や風土・衛生状態・食文化の観点から起こしやすい病気と体調の管理方法を紹介します。
 

1. 風邪

地域や時期にもよりますが、バリ島の気温は想像しているよりも低いと思います。特にウブド等の標高の高い地区は天気が悪いと若干肌寒く感じる事もあり、日本の8月のような気候ではありません。また、安いホテルだと薄いベットカバー程度の物しか寝るときに掛ける物が無く、ファンをつけっぱなしにして寝ると寝冷えをして風邪をひいてしまう事もあります。


風邪をひいた時、ホテルの人から頂いたインドネシアの風邪薬。たくさんのハーブが配合され、味も比較的マイルドで想像していたよりも飲みやすい。飲みやすく風邪も良くなったので、気に入り、日本にもいくつか買って帰りました。


裏面には、説明が書かれていますが、インドネシア語で書かれているので何が書かれているか全く分かりません。バリ島の薬局では英語が通じる事が多いのですが、成分等の心配もあり、お勧めできません。
 

2. 下痢

バリ島に来た日本からの旅行者に多いのが風邪と下痢だと思います。「バリっ腹」という言葉もあるように、バリ島に来たら色々な原因でお腹を壊します。
 
お腹を壊す原因としては、
  • サンバル等のバリ島独特のスパイス
  • 衛生状態が良くないので、細菌に汚染された食物
  • かぜからの胃腸炎
  • 質の悪い油による消化不良
等が考えられます。

衛生環境の整った日本人はお腹が弱く、現地の人と同じ物を食べたとしても下痢を起こしてしまいます。お腹を壊さないためには、外国人向けのサービスを提供しているホテルのレストランで食事をするように心がけ、屋台や市場で売られている生ものは口にしない方が良いと思います。


スパイシーなバリ料理には、唐辛子等のスパイスが大量に含まれているので、日本人には刺激が強いと思います。スパイシーな味わいを気に入り、毎日のようにサンバル(チリソースの一種)を食べていましたが、毎日結構な量のサンバルを食べるせいか、バリ滞在中はずっと下痢をしていました。他の国に行って、サンバルを食べる機会が無くなると下痢も止まり、サンバルの威力を思い知りました。
 

3. デング熱と虫刺され

東京の都心でも患者が発見され、大きなニュースとして取り上げられたデング熱。知っている人は多いと思いますが、デング熱は気温の高い熱帯・亜熱帯の感染症です。インドネシアは流行地域に含まれていて、予防法としては、蚊に刺されないようにする事が大切で、長そで長ズボンを着用する事や虫よけスプレーを付ける事が効果的です。長そで長ズボンを着用するのは、湿度と気温の高いバリ島ではあまり現実的な選択肢では無いと思われます。そのため、虫よけスプレーの塗布が第一の選択肢になると思います。
 
注意しなければならないのは、蚊だけではありません。ダニやノミなどの他の虫にも注意が必要で、場合によってはそれらの虫は重篤な病気を媒介し、何週間も入院する事にもなりかねません。バリ島東部などの実発展の地域に行く場合には十分注意して下さい。

・参考:デング熱について - カイコウカイ クリニック スナヤンからの医療な話 - じゃかナビ
 

4. 日焼けと熱中症

バリ島は南国の島なので、紫外線の量も多く、日本の2~4倍と言われています。バリに住む人に比べて肌が白く紫外線に弱い日本人は、火傷のように水ぶくれのできるくらいにひどい日焼けをする事があります。
また、日本の気温が低いシーズンにいきなり気温の高いバリ島に行くと、うまく体が順応できず、熱中症を起こす可能性もあります。
 

5. 狂犬病

バリ島ではウブド等の観光化されたエリアであっても犬が放し飼いにされ、狂犬病で死者が出ています。普通の犬とは様子が違い、明らかに目つきや様子のおかしい犬も見かけました。その犬はバイクに乗った人を追いかけており、狂犬病にかかっていたと思われます。
 
バリ島には、犬や猫などの動物が多いと思いますが、可愛いからと言って触る事はお勧めできません。もしも、動物に噛まれた場合はすぐに病院に行って下さい。
 

まとめ

バリ島は美しい観光地として有名ですが、バリは発展途上国なので、日本とは全く違っています。気候や風土に合った対策を行い、無理をしないようにして下さい。
 

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